2026年5月10日、高知県宿毛市で開催された「第11回宿毛マラソン」に参加してきました。
今回の位置づけはガチレースではなく、あくまで練習の延長線上。
5月に入り気温も上がり始める時期だったので、タイムを追い過ぎず、週末ロング走の感覚で楽しみながら走ろうと思っていました。
しかし終わってみれば、まさかのハーフ90分切り達成。
景色や沿道の応援を楽しみながらも、最後はしっかり追い込むレースになりました。
この記事では、第11回宿毛マラソンのレースレポートとコースレビューをまとめます。
■ レース基本データ
| 大会名 | 第11回宿毛マラソン |
|---|---|
| 開催日 | 2026年5月10日 |
| 距離 | 21.03km |
| タイム | 1:29:31 |
| 平均ペース | 4:15/km |
| 平均心拍数 | 150bpm |
| 消費カロリー | 1,306kcal |
| 天候 | 晴れ(気温高め) |
■ 今回のレースの位置づけ
今回の宿毛マラソンは、シーズン中の勝負レースではありませんでした。
ゴールデンウィーク明けのこの時期は気温も高くなり始め、記録を狙うには少し厳しい時期です。
そのため今回は、
- 週末ロング走
- 暑熱順化
- 現在の走力確認
この3つを目的として参加しました。
ただ、走るからには目標も欲しい。
そこで設定したのが「90分切り」でした。
目安としては4:15/km前後。
心拍数もできればゾーン3付近で収めながら、余裕を持って走りたいと考えていました。
正直なところ、スタート前は「90分切れたらラッキーかな」という感覚でした。
■ 宿毛マラソンを選んだ理由
宿毛マラソンに参加した理由はシンプルです。
地元高知県で開催される貴重なハーフマラソンだから。
特に高知県西部では大規模なロードレースが少なく、宿毛マラソンは毎年楽しみにしているランナーも多い大会です。
また、この時期は秋冬のマラソンシーズンが終わり、モチベーションが下がりやすい時期でもあります。
そんな中で目標となる大会があると、練習への意欲も維持しやすくなります。
さらに宿毛マラソンは地域色が強く、温かい雰囲気が魅力です。
順位やタイムだけではなく、「走ることそのものを楽しめる大会」という印象があります。
■ レース前のコンディション
コンディションは可もなく不可もなく。
木曜日に27kmの峠走を実施していたため、脚には多少疲労が残っていました。
ただ、疲労感はあるものの故障や痛みはなし。
走れない状態ではありませんでした。
むしろ今回は記録を狙うレースではなかったので、精神的なプレッシャーもありません。
「楽しみながら走ろう」
そんな気持ちでスタートラインに立つことができました。
一方で気になっていたのは暑さです。
当日の天気予報は快晴。
気温もかなり上がる予報だったため、給水だけはしっかり取ろうと決めていました。
■ 会場の雰囲気とスタート前
会場に到着すると、すでに多くのランナーで賑わっていました。
宿毛マラソンの良いところは、規模が大き過ぎないことです。
受付や荷物預けもスムーズで、スタート前に無駄なストレスがありません。
地元の学生さんやボランティアスタッフの皆さんも非常に親切で、会場全体に温かい雰囲気が流れています。
こういう地域密着型の大会は本当に好きです。
スタート前にはラン仲間や知り合いとも会うことができ、自然と気持ちも高まってきました。
そして迎えたスタート。
この時点ではまだ、「今日は気持ち良くロング走できれば十分」と考えていました。
■ レース展開 前半|下り基調で気持ちよく入る
スタート直後の約2kmは下り基調です。
そのため意識しなくても自然とペースが上がります。
時計を見ると4:00/km前後。
少し速いかなと思いつつも、呼吸はまだ楽でした。
脚も軽く、「今日は意外と動くかもしれない」と感じていました。
沿道の応援も多く、序盤から気持ち良く走れます。
宿毛マラソンは都市型マラソンほど人が多いわけではありません。
それでも地域の方々の声援は本当に温かく、スタート直後から力をもらいました。
前半は下りの勢いもあり、想定以上に良い流れで進んでいきました。
■ レース展開 中盤|単独走と暑さがじわじわ効いてくる
前半は順調でしたが、レースが動き始めたのは10km以降でした。
宿毛マラソンのコースは全体的にフラットで走りやすい反面、景色の変化が少ない区間もあります。
特に10km〜15km付近は単独走になることが多く、自分との戦いになりました。
最初は自然豊かな景色を楽しみながら走っていました。
しかし同じような景色が続くことで徐々に集中力が切れ始めます。
さらに気温も上昇。
体感では想像以上に暑く、脚よりも先に身体全体の重さを感じ始めました。
ペースも少しずつ落ち始め、4:20〜4:30/km付近まで低下。
この時点で、
「90分切りは厳しいかもしれない」
そんな考えが頭をよぎりました。
ただ、不思議と焦りはありませんでした。
今回はもともと練習の位置づけ。
タイムよりも最後までしっかり走り切ることを優先しようと思っていました。
それでもレースになると、少しでも前へ進みたいと思ってしまうのがランナーですね。
■ レース展開 後半|応援の力で再び前を向く
流れが変わったのは15km以降でした。
スライド区間に入ると、多くのランナーとすれ違います。
そこで知り合いやラン仲間、職場の方々からたくさん声を掛けてもらいました。
「頑張れ!」
「ナイスラン!」
たった一言でも本当に力になります。
それまで重く感じていた身体が少し軽くなった気がしました。
また、自分からも積極的に声を出すようにしました。
応援してもらうだけではなく、こちらからも声を掛ける。
そうすることで気持ちが前向きになり、不思議とペースも戻ってきました。
レースは身体だけでなくメンタルの影響も大きい。
改めてそう感じた瞬間でした。
■ ラスト勝負|90分切りへの挑戦
残り2kmを切ったあたりで時計を確認すると、90分切りがギリギリ見える位置にいました。
正直、途中までは諦めかけていました。
しかし可能性があるなら挑戦したい。
そこからは気持ちを切り替えてペースアップ。
そして待っていたのが、スタート直後に下った坂の登り返しです。
当然ながらかなりきつい。
心拍も上がり、脚も重くなります。
それでも、
「ここを越えればゴール」
そう思いながら一歩ずつ前へ進みました。
坂を登り切るとスタジアムが見えてきます。
時計を見ると1時間28分台。
「これは間に合うかもしれない」
最後のトラック区間は完全に気持ちだけで走りました。
呼吸は苦しく、脚も限界。
それでも最後まで出し切ってゴール。
結果は1時間29分31秒。
目標としていた90分切りを達成することができました。
■ 宿毛マラソンのコースレビュー
実際に走って感じた宿毛マラソンの特徴は、「走りやすいけれど簡単ではないコース」です。
最初の下りと最後の登り以外は比較的フラット。
高低差も大きくありません。
そのためタイムは狙いやすいコースだと思います。
一方で、気温が高くなりやすい時期であることや、単独走になりやすい区間があることは注意点です。
また景色が開けているため、風の影響を受けることもあります。
それでも全体としては非常に走りやすく、初心者から上級者まで楽しめるコースだと感じました。
■ 沿道の応援と運営は素晴らしかった
宿毛マラソンで特に印象に残ったのは沿道の応援です。
地域の方々や学生さん、ボランティアスタッフの皆さんが本当に温かい。
決して大規模な大会ではありません。
だからこそ、一人ひとりの応援がより近く感じられます。
給水所も十分に設置されており、暑い中でも安心して走ることができました。
途中で頭から冷水を掛けてもらった時は、本当に助かりました。
あの冷水がなければ終盤はもっと苦しかったと思います。
運営、ボランティア、地域の皆さんのおかげで気持ち良く走ることができました。
■ 宿毛マラソンはこんな人におすすめ
- 高知県内でハーフマラソンを探している人
- 記録を狙いやすいコースを走りたい人
- 地域密着型の温かい大会が好きな人
- 初夏の走力確認レースを探している人
- 景色を楽しみながら走りたい人
派手さはありませんが、走る楽しさを改めて感じられる大会です。
個人的には来年もぜひ参加したいと思える大会でした。
■ 今回のレースを振り返って
結果には非常に満足しています。
練習の一環として参加した中で、しっかり90分切りを達成できたことは大きな自信になりました。
また、暑さの中での走り方や給水の重要性など、多くの学びもありました。
これから迎える夏場の練習にも活かせそうです。
そして何より、改めてレースの楽しさを感じることができました。
■ まとめ
第11回宿毛マラソンは、景色・応援・雰囲気のすべてが素晴らしい大会でした。
練習のつもりで参加したレースでしたが、終わってみればハーフ90分切り達成。
想像以上に充実した一日になりました。
運営スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、沿道で応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
そして参加されたランナーの皆さん、お疲れさまでした。
次回は暑熱順化を進めながら、夏場の走力維持と秋冬シーズンへ向けた土台作りに取り組んでいきたいと思います。


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