【レースレポート】高知龍馬マラソン2026|悲願の初サブ3達成。2時間56分25秒に込めた42.195kmの記録

高知龍馬マラソン2026で初サブ3を達成したレースレポート レースレポート
高知龍馬マラソン2026で悲願の初サブ3を達成したレースの記録。

2026年2月15日、高知龍馬マラソン2026で自身5回目のフルマラソンに挑みました。

結果は2時間56分25秒(ネット2時間56分16秒)

目標だった「サブ3」を初めて達成し、岡山マラソン2024で記録した自己ベスト3時間7分10秒を約11分更新することができました。

このレースでは、35km以降にジェルを落とすアクシデントや脚の限界を迎えながらも、「絶対に3時間を切る」という強い気持ちだけは最後まで切らしませんでした。

この記事では、サブ3達成までの練習、レース当日の様子、そしてGarminデータを交えながら、42.195kmを詳しく振り返ります。

目次

  • サブ3までの道のり
  • 決戦1か月前の30kmペース走
  • レース前日・当日の朝
  • 高知龍馬マラソン2026レースレポート
  • Garminデータ分析
  • サブ3達成の5つの理由
  • 2時間40分切りへ向けて

サブ3までの道のり

私が本格的に「サブ3」を意識し始めたのは、2024年11月に出場した岡山マラソンでした。

この大会ではネットタイム3時間7分10秒。

自己ベストではありましたが、サブ3にはあと7分以上届かず、「まだまだ壁は高い」と感じたレースでもありました。

しかし、この結果が悔しかったからこそ、高知龍馬マラソンでは絶対に3時間を切ると決意しました。

そこから約3か月。

仕事をしながら朝練や夜練を積み重ね、休日にはロング走やポイント練習を継続しました。

楽な日は一日もありませんでしたが、「次こそサブ3を達成する」という思いだけは一度も揺らぎませんでした。

決戦1か月前。すべてが繋がった30kmペース走

高知龍馬マラソンまで残り約1か月。

この日行った30kmペース走が、自分の中で最も重要な練習でした。

設定ペースは4分05秒/km

会場は久万川堤防沿いの7.5km周回コースを4周する特設コースです。

この練習のために、1週間以上前から後輩へお願いしてペースメーカーを引き受けてもらいました。

当日は気温も高く、決して走りやすいコンディションではありませんでした。

それでも後輩は最初から最後まで一定のリズムで30kmを牽引。

本人は「今日はジョグですよ。」と笑っていましたが、その背中があったからこそ、自分は最後まで集中力を切らさず走り続けることができました。

結果は平均4分02秒/km

設定以上のペースで30kmを走り切れたことは、レース本番に向けて大きな自信になりました。

さらに、この日は本番で使用するエネルギージェルも試しながら走り、補給計画まで最終確認。

今振り返っても、この30km走がなければサブ3達成はなかったと思っています。

レース前日

前日は特別なことはせず、翌日に向けて体調を整えることだけを意識しました。

食事と睡眠を優先し、「ここまでやってきたことを信じよう」と自分に言い聞かせながら過ごしました。

緊張はありました。

しかし、不思議と不安はほとんどありませんでした。

それは、この数か月積み重ねてきた練習に対して、自分自身が納得できていたからです。

レース当日の朝

レース当日の朝も、特別なことはありません。

普段通りに起き、一般的な羊羹を食べながら会場へ向かいました。

「今日は絶対にサブ3を達成する。」

頭の中にあったのは、その一つだけです。

会場では多くのランナーが緊張した表情を浮かべていました。

スタート地点へ向かうにつれ、自分の鼓動も少しずつ速くなっていきます。

それでも不思議なくらい焦りはありませんでした。

1か月前の30kmペース走。

毎週のポイント練習。

ロング走。

朝早く起きて積み重ねてきた何百kmもの練習。

そのすべてが、「今日はいける」という確かな自信に変わっていました。

スタートラインに立ったとき、自分が考えていたことは一つだけでした。

「絶対3時間切る。それ以外考えてない。」

号砲が鳴り、42.195kmの挑戦が始まりました。

スタート~10km|「絶対3時間切る」その思いだけで走り始めた

午前9時。

号砲とともに、高知龍馬マラソン2026がスタートしました。

スタートラインに立った瞬間も、走り出してからも、自分の頭の中にあった言葉は変わりません。

「絶対3時間切る。それ以外考えてない。」

このレースでは、タイム以外のことを考える余裕はありませんでした。

沿道の景色も、周りのランナーも、余計なことはできるだけ意識しない。

とにかく42.195km先のゴールだけを見据えて走りました。

Garminを見ると、序盤は4分前後のペースで落ち着いて推移しています。

オーバーペースにならず、遅すぎることもない。

練習で何度も身体に覚え込ませた「サブ3ペース」を淡々と刻んでいきました。

レース序盤は心拍数もまだ落ち着いており、身体も非常に軽い状態。

焦ることなく、自分のリズムだけを大切に走り続けました。

10km~20km|余裕はある。でも気を抜かない

10kmを過ぎても、脚にはまだ十分な余裕がありました。

しかし、フルマラソンはここからが長い競技です。

この時点では「まだ序盤」という意識が強く、気持ちを高ぶらせることなく冷静に走ることだけを考えていました。

沿道からはたくさんの声援が飛んできます。

知り合いやラン仲間からの応援も何度か耳に入りました。

本当なら笑顔で応えたかった。

でも、その余裕はありませんでした。

サブ3を達成するために、一秒でも、一歩でも集中を切らしたくなかったからです。

レース後にLINEで一人ひとりへお礼を伝えたのは、その時に応えられなかった気持ちがあったからでした。

Garminのデータを見ると、この区間もペースのブレは非常に少なく、理想的なレース運びができています。

30kmまで脚を温存すること。

これが、この日の最大のテーマでした。

ハーフ通過|まだ勝負はここから

ハーフ地点を通過した時も、考えていたことは変わりません。

「絶対3時間切る。それ以外考えてない。」

ハーフを過ぎると、周りでは少しずつペースを落とすランナーも目立ち始めます。

それでも、自分はリズムを崩さず、淡々と4分10秒前後を刻み続けました。

サブ3を狙うフルマラソンでは、「余裕があるから速く走る」のは禁物です。

ここで貯金を作ろうと無理をすれば、35km以降に必ず返ってきます。

だからこそ、自分は最後まで戦えるペースを選び続けました。

この判断は、結果的にレース終盤で大きな意味を持つことになります。

20km~30km|サブ3が現実味を帯びてきた

20kmを過ぎても、大きくペースを落とすことなく走ることができました。

給水所では毎回、 スポーツドリンクと水をそれぞれ1杯ずつ摂取。

補給も事前に決めた計画どおり進め、エネルギー切れを防ぐことを最優先に考えていました。

このレースでは6本のジェルを携帯していました。

1か月前の30kmペース走で試した補給を、そのまま本番でも再現する作戦です。

フルマラソンでは、脚だけでなくエネルギー管理もタイムを左右します。

事前に何度もシミュレーションしてきたからこそ、本番でも迷うことはありませんでした。

そして30km地点。

Garminを見ると、およそ2時間2分で通過。

その瞬間、初めて頭の中でこう思いました。

「多少ペースが落ちても、サブ3はいける。」

もちろん、この時点で勝負が決まったわけではありません。

フルマラソンは30kmからが本当のスタート。

ここから先は、脚だけではなく、気持ちとの戦いになります。

そして、その直後。

このレース最大の試練が待っていました。

30km~35km|「サブ3」が現実になった瞬間

30kmを約2時間2分で通過。

ここで初めて、「サブ3」が夢ではなく現実として見えてきました。

もちろん、脚は少しずつ重くなっていました。

30kmまでと同じフォームで走ろうとしても、少しずつ身体が言うことを聞かなくなってきます。

それでも、この日の気持ちは最後まで変わりませんでした。

「絶対3時間切る。それ以外考えてない。」

沿道から聞こえる応援も、仲間の声も耳には入ってきます。

本当なら笑顔で手を振りたい。

でも、その余裕はありませんでした。

この日の42.195kmは、自分にとって人生で一番集中した3時間だったと思います。

思わぬアクシデント|ジェルを2本落としてしまう

35km手前。

ここで予想外の出来事が起きます。

携帯していたジェルを落としてしまったのです。

落としてしまったのは、終盤に使う予定だったアミノサウルスジェル2本。

「しまった。」

一瞬そう思いました。

しかし、立ち止まって拾いに戻るという選択肢はありませんでした。

ここまで積み上げてきた努力を無駄にするわけにはいかない。

幸い、予備として携帯していたジェルが残っていました。

オレは摂取すとWINZONEのジェルで最後のエネルギーを補給。

レースでは何が起こるか分かりません。

改めて、「予備を持つこと」の大切さを実感した瞬間でもありました。

35km以降|脚ではなく、気持ちで前へ進む

35kmを過ぎると、ついに脚が悲鳴を上げ始めました。

Garminのデータでも、このあたりからストライドは少しずつ短くなり、接地時間も長くなっています。

数字以上に、自分自身が一番それを感じていました。

「きつい。」

「止まりたい。」

そんな気持ちは何度も頭をよぎります。

でも、そのたびに心の中で繰り返しました。

「絶対3時間切る。それ以外考えてない。」

脚は限界でも、気持ちはまだ折れていませんでした。

ここまで何百kmも積み重ねてきた練習。

30kmペース走。

仕事終わりのポイント練習。

早朝ロング走。

すべてが頭の中を駆け巡ります。

「あの練習をやってきた自分が、ここで止まるわけにはいかない。」

そう思いながら、一歩一歩前へ進みました。

最後の上り坂|ゴールまであと少し

40kmを過ぎると、ゴールはすぐそこです。

しかし、高知龍馬マラソンは最後まで簡単には終わらせてくれません。

GIKENスタジアムへ向かう最後の上り坂。

Garminでは、この区間だけペースが5分05秒/kmまで落ちています。

当時は「失速した」という感覚ではありませんでした。

コースそのものが急な上りになっており、ペースダウンは避けられない状況でした。

それでも歩くことだけは絶対にしない。

脚は攣りそうになりながらも、腕を振り、前だけを見て走り続けました。

フィニッシュ|初めてのサブ3達成

競技場へ入り、ゴールゲートが見えた瞬間も、頭の中は変わりませんでした。

「絶対3時間切る。」

そして、ゴール。

時計は2時間56分25秒。

悲願だった初サブ3達成。

ネットタイムは2時間56分16秒。

岡山マラソン2024から約11分自己ベストを更新することができました。

男子総合149位。

30歳代56位。

順位以上に、この日の記録は自分にとって一生忘れられない数字になりました。

ゴールした瞬間、達成感でいっぱいでした。

全身は今にも攣りそうな状態。

もう一歩も走れないほど出し切りました。

先にゴールして待ってくれていた後輩と合流し、お互いの健闘を称え合いました。

その後に飲んだスポーツドリンク。

そして、高知ならではのカツオのたたきと温かい炊き出し。

どれも最高においしかったことを、今でも鮮明に覚えています。

この日、42.195kmを走り終えて強く感じたことがあります。

サブ3はゴールではありません。

ようやく、自信を持って「マラソンを真剣にやっています」と言えるスタートラインに立てた。

そんな一日になりました。

Garminデータから振り返る高知龍馬マラソン2026

レースを終えてGarminのデータを見返すと、「なぜサブ3を達成できたのか」が数字からもはっきり見えてきました。

①30kmまで理想的なペース配分

平均ペースは4分10秒/km。

序盤から30kmまで大きくペースを乱すことなく走り続けることができました。

サブ3を狙うランナーは、序盤で貯金を作ろうとして失敗するケースも少なくありません。

しかし今回は、「速すぎず、遅すぎず」を最後まで徹底できたことが、終盤の粘りにつながりました。

②30kmまでは脚を使いすぎなかった

Garminでは30km以降にストライドが少しずつ短くなり、接地時間も長くなっています。

これは疲労による自然な変化です。

それでも大きく崩れなかったのは、30kmまで無理な走りをしなかったからだと思います。

③補給計画が成功した

今回は6本のジェルを準備し、レース中には4本を摂取しました。

途中でジェルを2本落とすアクシデントはありましたが、予備を携帯していたことで冷静に対応できました。

また、すべての給水所でスポーツドリンクと水を補給し続けたことも、最後まで走り切れた要因の一つだったと感じています。

④1か月前の30kmペース走が自信になった

レース前、一番自信につながった練習は間違いなく30kmペース走でした。

4分02秒/kmで30kmを走り切れた経験が、「このペースなら最後まで戦える」という確信につながりました。

本番で焦らなかったのは、この練習があったからです。

⑤最後まで折れなかったメンタル

今回一番大きかったのは、技術でも脚力でもありません。

最後まで気持ちが折れなかったことです。

35kmを過ぎて脚が動かなくなっても、頭の中で繰り返していた言葉は変わりませんでした。

「絶対3時間切る。それ以外考えてない。」

あの言葉が、自分をゴールまで運んでくれました。

今回のレースで見えた課題

100点満点を付けたレースですが、今振り返ると改善できる点もあります。

  • 35km以降でもフォームを維持できる脚づくり
  • 終盤でもストライドを落とさない筋持久力
  • ジェルの携帯方法の見直し
  • 暑いコンディションへの対応力

現在の自分なら、30km以降ももう少し積極的に攻められると思います。

それだけ、このレースを経て成長できた証でもあります。

サブ3を目指すランナーへ伝えたいこと

今回のレースを通して、改めて感じたことがあります。

走った距離は裏切りません。

もちろん、練習を積めば必ず結果が出るとは言い切れません。

しかし、苦しい日に積み重ねた1km、眠い朝に走ったジョグ、仕事終わりのポイント練習。

その一つひとつは、確実に自分の力になっています。

そしてもう一つ。

マラソンはメンタルスポーツです。

35km以降は、脚だけでは走れません。

最後に前へ進ませてくれるのは、自分自身の気持ちです。

苦しい場面でも「絶対に達成する」と信じ続けること。

その強い意志が、今回のサブ3達成につながったと私は思っています。

まとめ|ここからが本当のスタート

高知龍馬マラソン2026は、自分にとって一生忘れることのない大会になりました。

初めてサブ3を達成し、自信を持って「マラソンを真剣にやっています」と言えるようになりました。

しかし、これはゴールではありません。

むしろ、ここからが本当のスタートです。

次の目標は、フルマラソン2時間40分切り。

このレースで得た経験を土台に、これからも一歩ずつ積み重ねていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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